ユニバーサル映画祭、字幕作成体験の高校生が成果発表
障害のあるなしにかかわらず、映画鑑賞を楽しむ環境づくりを目指す「第3回北海道ユニバーサル上映映画祭」(実行委主催)の2日目が6日、北斗市総合文化センターかなでーる(中野通2)で開かれた。延べ約200人の市民らが参加。活動弁士付きの無声映画「争闘阿修羅街」など3本の作品が上映されたほか、道南の高校生が作った日本語字幕などの成果発表などが行われた。
初回上映となった「争闘阿修羅街」では、新聞記者とカメラマンが繰り広げる大活劇に、会場からは笑いや拍手が起きた。東京の活動写真弁士、斎藤裕子さんの元気の良い語りも上映を盛り上げた。
セレモニーに続いて開かれた「ユニバーサル環境作成体験発表」では、函館水産、大野農業の2高校の生徒4人が、オリジナルのアニメーション映画「銀河鉄道の夜」の一場面の音声ガイドなどを披露。島信一朗実行委員長と一緒に壇上に立った生徒らは、2カ月間の活動を振り返り、函館水産高3年生の西口幸子さんは「この体験で自分の知らない世界を知ることができた。これからは自分と違う感覚の人ともより深く仲良くなりたい」と話した。
実行委が初めて企画したツアーに参加した東京に住む全盲の中田和己さん(46)は「違うタイプの映画が見れて良い。弁士の声に張りがあって楽しめた」と話していた。
同映画祭は最終日の7日は午前10時半から開かれ、「犬と私の10の約束」など3本を上映する。
提供 - 函館新聞社
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