ナルク函館はまなすが10周年。27日に記念式典

 ボランティアの「時間預託」という独自のシステムによる活動を展開しているNPO法人ナルク函館はまなす(飛山慶蔵代表、事務局・函館市時任町12)が、9月で創立10周年を迎えた。飛山代表は「ボランティアに興味がありながら参加する機会がない人はぜひ仲間に加わってほしい」と参加を呼びかけている。

 ナルクは、元松下電器常務取締役だった高畑敬一氏が発案した「自分が行ったボランティアの活動時間をため、自分が困った時はその時間を引き出して利用する」という「時間預託」制度に基づくボランティア団体で、高畑氏を会長として1994年に発足。2008年5月現在で全国134拠点、約2万6500人が登録している。

 はまなすは、道内3番目の拠点として1998年9月に設立し、現在の会員数は149人。家事援護や清掃、送迎、引っ越しの手伝いなど日常的な仕事を中心に活動を展開している。飛山代表は「ボランティアというと敷居の高いイメージがあるが、ナルクは無理なく気軽に活動を続けられるのが特徴。時間預託の数字が増えることが、自分自身の生きがいにもつながる」と話す。

 ただ会員相互のやりとりが基本となるため、少人数では活動内容が限定されてしまうのが悩みのたね。飛山代表は「ボランティアに興味があるが、活動のきっかけがみつからない人はぜひ仲間に加わってほしい」と訴える。

 27日には湯の浜ホテル(函館市湯川町1)で創立10周年を記念した集いが開かれる。この日は高畑会長の講演会も予定されており、飛山代表は「ボランティア活動に対して独自の哲学を持っている高畑会長の話を聞くことができる貴重な機会。一般の人たちにもぜひ足を運んでほしい」と来場を呼びかけている。

 高畑会長の講演会は午後2時から行われ、会員以外も無料で参加できる。講演会、はまなすに関する問い合わせは同事務局TEL0138・31・2048。

update 2008/9/7 10:03
提供 - 函館新聞社


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