亀田病院 昭和に移転へ
函館市亀田本町23の亀田病院(蒲池愛文理事長)は、施設が築40年以上経過し、老朽化したことなどから、道道函館上磯線(産業道路)沿いの同市昭和1に移転する。国の療養病床削減の方針を受けて、新施設では介護療養病棟60床を、回復期リハビリテーション病棟に転換する考え。新施設の建設工事はすでに昨秋から進められており、来年5月の移転開院を目指し準備を進めている。
同病院は1963年開院。現在は「一般」「医療療養」「介護療養」の3病棟があり、内科、整形外科、呼吸器科など11の診療科を開設、病床数は計179床。新施設は鉄筋コンクリート5階建てで、延べ床面積約9500平方b。現施設よりも4000平方b広くなり、建設費は約17億円を見込んでいる。
新設する回復期リハビリテーョン病棟では、脳血管疾患など急性期治療から移行した患者を受け入れ、機能回復を図っていく。同病棟の新設で廃止となる介護療養病棟については、すでに患者側に説明し同意を得ており、家族や本人の意向を聞きながら在宅療養や系列の介護施設などへの移行を図っていく。
これまでは主に、慢性期疾患の高齢患者を受け入れ、呼吸器系などの専門医も配置していることから、今後は疾病に特化した診療も推進し、検査入院の患者も受け入れていく。蒲池匡文理事長代理(43)は「器(建物)が変わるのはチャンスととらえる。地域の医療連携の中で新たな役割・機能を果たすとともに地域の皆さんに求められる病院を目指していきたい」と話している。
同病院では、リハビリ治療に従事する理学療法士や看護師の確保を進めており、職員、看護師を募集している。問い合わせは亀田病院TEL0138・41・7121。
提供 - 函館新聞社
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