移管先は共愛会に内定…養護老人ホーム「清和荘」

 函館市は5日までに、移転改築・民営化を予定している養護老人ホーム「函館市清和荘」(湯川町1)の移管先を函館共愛会(中島町、福島安義理事長)に内定した。2009年4月に新施設を着工し、10年4月に民営化する計画。09年9月の市議会に提出予定の市清和荘設置条例の廃止議決をもち正式決定する。

 清和荘は1951(昭和26)年に湯川町に開設し、74年に現在地に移転改築。入所者は107人、施設の老朽化や多床室が多いことからプライバシー保護が課題だった。

 市は、特別養護老人ホームやケアハウスなどを運営する応募資格のある14法人に案内し、6月下旬から8月中旬にかけて移管先を公募。3法人から応募があり、8月中旬以降にヒアリングを含む2回の選考委員会を開き、委員5人の合計評価点が最も高かった共愛会を選定した。

 共愛会は、評価項目の中で特に「既存の高齢者福祉施設の運営状況」で高評価を得て、入所者処遇の向上や安定した施設経営をしていると認められた。新施設は定員120人で、全室個室のユニット式。市は建設時の補助金や用地購入などで約8億8800万円を、民営化後20年間に毎年1000万円程度の債務負担補助を支出する。市福祉部は「入所者が活発な生活を営めるような施設運営をしてほしい」と望んでいる。

update 2008/9/6 11:42
提供 - 函館新聞社


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