松前町長に出馬要請へ…次期衆院選 自民党8区

 自民党衆院道8区支部(今津寛暫定支部長)と8区候補者選考委員会(川尻秀之委員長)は3日までに、次期衆院選候補者(新支部長)を松前町長の前田一男氏(42)に絞り、就任を要請する方針を固めた。ただ、前田町長は3日、函館新聞社の取材に対し「正式な要請は来ていないが、今は与えられた仕事を果たすことが大事と考えている」と述べ、慎重な姿勢を示している。

 川尻委員長は同日、「選考委員会の幹事会で前田さんに絞っていくことを確認した。行政経験があり、年齢的にも適任」と語った。正式な要請の日取りは未定だが、11日には今津暫定支部長が函館入りする予定で、川尻委員長は「受諾していただけるように、各方面で調整を図りたい」と述べた。

 一方、関係者からは「前田町長が受諾するのは難しい」との声がある。前田氏は前々回2003年の総選挙で、当時の自民党森派の後押しを受け、8区に保守系無所属で出馬。佐藤孝行元総務庁長官の二男、佐藤健治氏(51)も自民党公認で出馬したため保守分裂となり、共倒れした。前田氏には反佐藤派(阿部派)のグループが支持に回り、結果として前田氏には阿部派の「色」が付いた。仮に次期選挙に立つと前々回の再現となる可能性が高い。

 前田氏は04年4月、現職町長の急死に伴う松前町長選に立候補し、無投票で初当選。「4月に2期目の当選を果たし、一日一生の思いで町政に当たっている」としている。

update 2008/9/4 10:02
提供 - 函館新聞社


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