市営競輪1―6回売り上げ、予定を4億1700万上回る

update 2007/8/12 11:26

 7月までに行われた本年度の市営函館競輪の第1回から第6回(F1、F2計36日間)の売り上げが、本年度当初予算よりも10・3%伸びている。40億4900万円の見込みが44億6600万円となり、予定より4億1700万円多い。本場(函館市金堀町)の見込みは下回ったが、主力の臨時場外や電話投票で伸ばした。

 8月4―7日に開かれた「ふるさとダービー函館」(G2)は、予定の120億円より10%少ない108億円にとどまった。このため、15日から始まる第8回以降のF1、F2計30日間でさらに売り上げ増を目指す。

 7月まで36日間の売り上げは、堅調だった前年同期と比較しても3・9%伸びている。昨年度実績は42億9900万円だったが、本年度は44億6600万円と、1億6700万円の伸び。

 高齢者と障害者が対象となるが、高齢者といっても元気な人から病気や寝たきりの人まで、年代を問わずいる。障害の種類も多様で、同じ障害のある人でも、程度は人によって違う場合も多い。要援護者の範囲が決まれば、具体的にどのような救助方法や連絡体制を取るかを検討する。

 ただ、昨年度との比較では、本場と松風サービスセンター、札幌場外がともに2割近く落としている。売り上げの約85%を占める電話投票と臨時場外の伸びに支えられている形で、パイは小さいが、地元ファンの開拓が欠かせない。

 市競輪事業部は「本場、松風、札幌はなかなか下げ止まらないが、今後も当初予算の達成に向け、レースの魅力やファンサービスを充実し、気を緩めずに頑張りたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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