姥神大神宮渡御祭が開幕

update 2007/8/10 11:15

【江差】北前船時代の栄華を現代に伝える姥神大神宮渡御祭が9日、開幕した。初日は時折激しい雨が降るあいにくの空模様だったが、優雅な祭ばやしと山車を引く人たちの威勢の良い掛け声が、雨雲を吹き飛ばすような勢いで町中に響いた。

 午前中には桧山管内南部に大雨洪水警報が発令され、雨脚は道路に水煙が立つほどの勢いに。激しい雨の中、ビニールシートで貴重な人形や水引などの装飾を覆った3基の山車が、笛と太鼓による祭ばやしを奏でながら同神宮に赴き「魂入れ」を行った。

 儀式を終えた山車は、各地域に戻り家々を巡行。南部の五勝手地区(南浜町・柏町)に伝わる「義公山(ぎこうざん)」は、水戸黄門の人形に旅姿の「助さん・格さん」にふんした子供がお供を務める。徳川家の家紋・三葉葵(みつばあおい)をあしらった、そろいのはんてんに身を固めた人たちが「エンヤ!エンヤ!」の掛け声に合わせて山車の綱を引いた。

 10・11日の2日間は、猿田彦命を先頭とする同神宮のみこし行列に、町内13基の山車が付き従い町内を巡行する。10日午後10時からは、1日の巡行を終えた同神宮のみこしを、たいまつの炎が先導して拝殿に納める「宿入之儀(しゅくいれのぎ)」も執り行われる。

提供 - 函館新聞社



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