姥神大神宮渡御祭きょう開幕
update 2007/8/9 13:17
【江差】道内最古の伝統を誇る姥神大神宮渡御祭が9日に開幕する。11日までの3日間にわたり、由緒ある13基の山車が江差の街並みを練り歩く。
開幕に先立ち8日には、商店街を中心とする本町地区の山車「清正山」の建造30周年記念祝賀会(田畑栄市実行委員長)が盛大に行われ、改修を終えたばかりの清正山を披露した。
加藤清正の人形をいただく現在の清正山は2代目で、1979年に住民の協力で4000万円の巨費を投じて建造。30周年を契機に大改修を行い、装飾の金具や漆も建造当初を思わせるまばゆい輝きを取り戻した。
祝賀会には地域住民や祭礼関係者ら約200人が参加。田畑実行委員長は「幾多の苦難を乗り越えて渡御祭を守り続けた先人の遺徳をしのび若者に継承しよう」とあいさつ。山車の保存・伝承を行う本町清正山保存会の打越東亜夫会長は「道内最古の祭りである姥神大神宮渡御祭には、この清正山の勇姿をもって参加しよう」と呼び掛けた。
祝宴では、山車巡行の責任者である田畑俊雄頭取が「歴史と伝統を守って明日からの巡行を行おう」と乾杯の音頭を取り、はんてん姿の参加者は祭礼に向けて結束を固めていた。
9日は宵宮祭。10日は「いにしえ街道」などの旧市街を巡る下町巡行。11日は日本海沿いや新地町の繁華街を練り歩く上町巡行を行う。問い合わせは江差観光コンベンション協会TEL0139・52・4815へ。
提供 - 函館新聞社
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