「ものづくりキッズ工場」開催

update 2007/8/7 15:07

 子どもたちが地元の製造業を訪れ、物づくりを体験する「ものづくりキッズ工場」(函館市、函館発明協会主催)が6日、半導体製造装置メーカーのメデック函館(函館市鈴蘭丘町)で行われた。市内の小学生13人が、同社の製造業務の一端に触れた。

 「―キッズ工場」は西尾正範市長が掲げる「人材づくり」の一環として初めて企画。「人材づくり推進費」として予算50万円(開催費用)が組まれた。子どもたちに地元の製造業を知ってもらうと同時に物づくりの楽しさや喜びを体感してもらうのが狙い。同社のほか、7日と9日には造船業の函館どつくで、10日にはトロロコンブなどを製造するかまだ商店で行われる。

 この日は最初にメデック函館の漆嵜照政社長が会社の概要を説明。児童たちは、4つのグループに分かれて事務所や工場を見学した。それぞれ、ステンレス板にレーザー刻印機で自分の名前を刻んだり、パソコンの画面で図面に線などを入れたりした。

 同社が用意した部品を使ってラジコンカーづくりにも挑戦。ボディーの角をやすりで削った後に組み立て、ラジコンを取り付けて完成させた。

 参加した花田翔太君と福井悠太君(ともに函館恵山小6年)は「図面づくりの仕事が面白かった。少し難しかったけど完成してよかった」と笑顔。漆嵜社長は「汗を流して物を作ることに少しでも興味を持ってくれたら」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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