共愛会病院で毎週金曜「漢方外来」
update 2007/8/7 15:06
共愛会病院(函館市中島町7、福島安義院長)は、毎週金曜に「漢方外来」を行っている。複数の生薬を組み合わせる漢方薬を処方。複数の薬効がある漢方薬は、高齢者に多い、病名がつけられない体の不調や根治が難しい慢性疾患などに効果が期待できるといい、担当する水島豊医師は「西洋医学の代替補完医療の一つになれば」と話している。
水島医師は呼吸器が専門だったが、前任の弘前大医学部老年科学講座教授時代、心身全体を重視する漢方医学の老人医療に対する効果を実感し、取り入れるようになった。ことし4月に同病院に着任後、週1回の漢方外来を始めた。
口コミで訪れる患者が多く、特に更年期障害などに悩む女性が目立つという。患者の症状に応じて約140種類ある漢方薬を出して服用してもらう。健康保険も適用される。受け付け時間は午後1時半から同5時までで、予約などは必要ない。
水島医師は「この病気、この臓器にはこの薬という西洋医学と違って、漢方医学は体質や体力、年齢などで判断する。西洋医学より優れているというのではなく、すき間を埋める療法として関心を持ってもらえれば」と話している。
問い合わせは同病院TEL0138・51・2111。
提供 - 函館新聞社
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