教育大附属中と特別支援学校にAED設置

update 2007/8/3 12:48

 道教育大附属函館中学校(冨田幸雄校長、生徒356人)と同附属特別支援学校(松本貴司校長、児童・生徒59人)はこのほど、校内に自動体外式除細動器(AED)をそれぞれ設置した。児童や生徒が心臓発作を起こした時や、運動中の事故などに対応する。両校は教職員を対象にした講習を定期的に行い、不測の事態に備える。

 AEDは、2005年に示された日本版救急蘇生(そせい)の新ガイドラインで、人工呼吸や心臓マッサージとの併用が盛り込まれた。道南でも函館市や北斗市の公共施設を中心に導入が進み、5月には函館あさひ小学校でもPTAが独自に備え付けた。

 同附属の幼稚園と小、中、特別支援学校はすべて函館市美原3の同区域内にあるが、中学校と幼稚園、小学校は比較的近くにあり、特別支援学校が離れていることから2校に設置した。

 1台当たりの導入費用は、5年リースで30万円。同特別支援学校では体育館前の廊下に配備。小笠原章人副校長は「心臓疾患やてんかんを抱える子どももいる。幸いこれまでに必要と感じた場面はなかったが、もしもの時に備えて安心」と話している。

 同校は例年、普通救命講習を行っており、昨年度からAEDを使用する講習を取り入れている。25日には教職員28人中26人が参加し、函館北消防署で受講した。「設置されたこともあり職員は真剣だった」(小笠原副校長)という。同様の講習は、同附属函館中でも8月に実施する予定。

提供 - 函館新聞社



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