函館海洋気象台/暑い6月一転、7月低温

update 2007/8/2 14:05

 函館海洋気象台は1日、7月の管内の気象状況をまとめた。7月の道内は「低温、少雨、多照」傾向で函館も同じ。6月までの暑さから一転し、1カ月の平均気温は18・4度で、平年の19・6度より1・2度低かった。日照時間は、148・2時間で、平年の149・1時間とほぼ変わりなかった。降水量は、28日の集中豪雨で69・5ミリの雨が降った影響で89・0ミリとなったが、平年(106・4ミリ)の84%にとどまった。

 6月の函館の平均気温は、平年より2・8度も高い18・2度。同下旬(21―30日)は19・5度だったが、7月上旬(1―10日)は18・5度。1度下がり、肌寒さを感じさせていた。

 中旬にはオホーツク海から千島列島に中心を持つ”冷たい”高気圧の影響を受け、さらに低温となった。11―20日の平均気温は15・8度で、この時期にしては3・5度も低かった。下旬(21―31日)の平均気温も20・6度で、いつもより低い傾向となった。

 ただ、下旬は暑い日が多くなり、日中の最高気温が25度を超える夏日は計9日間を数え、平年の10・8日と大きな差はなかった。日照時間のない不照日数は計7日間で、平年の6・3日とほとんど変わらず、1カ月の値としてはほぼ平年並みとなった。

 降水量の89・0ミリのうち、28日だけで69・5ミリ降った。この大雨は、南から湿った空気が入り大気の状態が不安定になった影響で、函館では、1時間の降水量が7月として観測史上3番目となる40・5ミリを記録。1日の降水量は函館の7月として10位の記録だった。

 しかし、この豪雨がなかった場合、7月の降水量は19・5ミリにしかならず、観測史上6番目に少ない記録になるところだった。道内でも降水量の少なさは目立ち、特に留萌管内はかなり少ない雨となった。

提供 - 函館新聞社



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