ガソリン一斉値上げ/1リットル140円台突破
update 2007/8/2 14:04
函館市内・近郊にあるほとんどの給油所が1日、ガソリンなどの石油製品の一斉値上げに踏み切った。レギュラーガソリン1リットル当たりの価格は、140円台を突破。石油製品価格を毎月調査している函館消費者協会(米田イツ会長)によると、同市内などで平均価格が140円台になったのは、昨年8月以来1年ぶりとなる。
価格高騰は、主要産油地域である中東の情勢不安に加え、アメリカの製油所で稼働停止が相次ぐなど、原油価格が上昇しており、国内の石油元売各社が卸値を引き上げたのが要因。小売店は価格転嫁せざるを得ない状況で、前月より3―8円を上乗せした。
同協会が函館、北斗両市のガソリンスタンド20店を対象に実施した調査によると、フルサービス式給油所のレギュラーガソリンの平均価格は、前月比6・34円高の143・67円で、15年ぶりの高水準だった前年同月との比較では、0・55円安。高値は同4円高の148円、安値は同5円高の136円だった。
また、セルフ式給油所5店のレギュラーガソリンの平均価格は同7円高の139・80円、高値は同8円高の142円、安値は同3円高の133円となった。
米田会長は「消費者の生活を圧迫するだけでなく、業者からは売りづらいとの声を聞いている」と不安視。函館地区石油業協同組合(遠藤紘司理事長)に対して、今回の大幅な値上げや今後の価格動向などについて回答を求める場を今月下旬にも設ける予定。
提供 - 函館新聞社
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