中高年の発給増加…上半期・渡島パスポート
update 2007/8/1 13:27
渡島支庁はことし上半期(1―6月)の管内のパスポート(一般旅券)発給状況をまとめた。発給件数は3225件で前年の上半期を273件上回った。パスポート発給件数は米同時多発テロを受け、2001年以降大きく落ち込んだが、04年から徐々に回復し、4年連続で前年を上回った。年代別では70歳代が前年を50件上回るなど中高年への発給が多く、高齢化や中高年の海外旅行人気がうかがえる結果となった。
種別では、10年用が1903件で前年より329件増えたが、5年用は1322件で54件減。10年用は新規発給が1454件と7割以上に達した。10年用の制度が始まったのが1995年で、同支庁は「10年用への切り替えが徐々に進んでいる」(総務課)とみる。
未成年から20―80歳代までの各年代で前年を上回った。特に60歳代が449件で前年より47件、70歳代が198件で50件それぞれアップ。70歳代の割合は6・1%で5年前の2・8%の2倍以上。一方、20歳代は最も多い617件だったが14件増にとどまり、中高年の伸びが目立つ。
同課は「ソウル便の就航なども発給増加の要因の一つと考えられる」とし、「今後も団塊世代の大量退職で、中高年への発給は増加するのでは」とみている。
提供 - 函館新聞社
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