有効求人倍率0・53倍 3カ月連続のプラスに…6月の道南雇用情勢
update 2007/8/1 13:27
函館公共職業安定所は、6月の渡島・桧山管内における雇用情勢を発表した。求職者1人に対する求人数を示す有効求人倍率は、前年同月比0・02ポイント増の0・53倍と3カ月連続のプラス。先行指標となる新規求人倍率は、同0・01ポイント増の0・86倍と2カ月ぶりに好転したものの、常用求人が減少し、常用パート求人が増加する「ミスマッチ感」があり、求職者にとっては依然、厳しい状況が続いている。
月間有効求人数は、新規や繰越求人の動向から、同3・4%増の5501人。新規求人数は同0・8%減の2175人で、内訳は常用求人が同5・8%減の1421人、常用パート求人が同10・2%増の754人で、新規求人に占める常用パート求人の割合は同3・5ポイント増の34・7%となった。
新規求人を産業別で見ると、医療・福祉が同67人増の403人と大きな伸び。しかし、飲食店・宿泊業が同34人減の219人、建設業が同31人減の188人、製造業が同31人減の255人となるなど、全般的に低調だった。
離職者は同144人減の1480人で、内訳は、事業主都合(リストラ)が同63人減の569人、自己都合が同85人減の889人などだった。
提供 - 函館新聞社
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