迫力の訓練に市民興奮…海保が巡視船で体験航海、総合訓練

update 2007/8/1 13:26

 函館海上保安部は7月29日、巡視船「つがる」(3221トン、松本宗船長ら38人乗り組み)の体験航海と公開総合訓練を函館港沖合で行った。洋上では巡視船やヘリコプターによる迫力ある訓練が披露され、参加者は船上から見る函館の景色とともに、約1時間半の“海の映画館”を食い入るように見つめていた。

 同海保の業務に理解を深めてもらおうと、毎年この時期に実施。同海保の巡視船艇のほか、函館税関の監視艇「はこだて」、函館西署の警備艇「おしま」など函館の関係機関の計8隻を総動員。午前と午後の部合わせて約2000人の市民らが詰めかけた。

 つがるは1979年4月に函館海保に配属され、前方甲板には40ミリ機関砲、後方甲板にはヘリコプター「ユーカラ」を搭載している。新潟県中越沖地震(7月16日)では、災害支援のため約200トンの飲料水を積んで被災地に派遣され、同25日に帰港したばかり。

 訓練では、密輸容疑船に向かって警告投てき弾を投げつけ、威嚇射撃をするなど、映画さながらの迫力に、参加者から「おー」「すごい」などと歓声や拍手が上がった。このほか船上の負傷者をヘリコプターでつり上げて搬送したり、赤、青、黄色など着色剤を混ぜて放水したりする訓練を行った。

 航海中は、つがるのヘリコプター格納庫で、グッズ販売やスタンプラリー、同海保の制服試着などで盛り上がった。また同海保のイメージキャラクター「うみまる」との記念撮影も子どもたちに人気だった。

 子どもと一緒に訪れた函館市の島村典子さんは「この日を楽しみしていただけに、来られてよかった。子どもたちもすごく喜んでいたし、満足している」と笑顔を見せていた。

提供 - 函館新聞社



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