港まつり山車引渡し/「中空土偶号」パレード彩る

update 2007/7/31 12:25

 8月1日開幕の「開港148周年記念函館港まつり」(実行委主催)に登場する2台の山車が完成し30日午前、陸上自衛隊函館駐屯地(函館市広野町)敷地内で引渡し式が行われた。山車は祭り期間中、ワッショイはこだてなどのパレードを華やかに盛り上げる。

 実行委(沼崎弥太郎委員長)は1974年から毎年、同駐屯地第28普通科連隊(四月朔日徹連隊長)に山車の製作を依頼。ことしは隊員15人が6月28日から約1カ月間、毎日8時間近くをかけて製作してきた。

 完成した山車は「中空土偶国宝指定記念号」と「函館〜ソウル就航一周年記念号」の2台。このうち「中空土偶号」は全長10・2メートル、幅3・2メートル、高さ4・1メートルで、両側面と背面の3カ所に立体的な中空土偶を設置。さらに竪穴式住居をイメージした建物も備えられ、函館の新たな観光資源を多くの人にアピールしていく。

 実行委を代表して山車を受け取った木村孝男函館国際観光コンベンション協会副会長は「予想以上の素晴らしい出来に驚いている。自衛隊のみなさんには毎年協力していただき感謝の気持ちでいっぱい」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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