きょうは土用丑の日

update 2007/7/30 12:05

 夏バテ防止にはやっぱりうなぎ。30日は「土用の丑(うし)の日」。冷凍技術の発達などによりうなぎは輸入物が増え、いまや一年を通して簡単に手に入れられる時代。それでも「丑の日」には専門店の本格的な味を楽しみたいという人が多く、函館市内の専門店では仕込みに追われている。

 1953年創業の「鯉之助」(函館市本町32、中里拓二店主)では、丑の日一日で通常の数倍に当たる500串の注文がある。静岡・浜名湖産の生きたうなぎを使用しているため、調理できる数はこれが限界で、30日夕までに注文を締め切るという。

 同店の調理法は、白焼きにしてから一度蒸し、たれをつけて再び焼く「関東風」。食感の柔らかさと創業以来注ぎ足している秘伝のたれが人気で、地元だけでなく本州から訪れる客も少なくない。

 国内産うなぎは稚魚の減少などの影響で数が減少しており、丑の日に必要な数を確保するのは厳しくなっているという。中里店主は「安全でおいしいうなぎを提供できるように、今後も十分な供給に期待したい」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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