「一定の収束みた」…福祉施設問題で西尾市長
update 2007/7/28 11:16
函館市の西尾正範市長は27日の定例記者会見で、市の民間福祉施設建設をめぐる問題について、自身が助役辞任の際に発表した文書や会見で述べた内容が真実であるとの考えをあらためて示した。前市長の時代に示された統一見解と異なるが「蒸し返して追及していくことがどういう意味を持つか、若干の疑問が残る。問題は一定の収束をみたと考えたい」と述べた。
6月の定例市議会で複数の議員が同問題を取り上げたが、市長は「あとは論理的な反論をもらうしかない」と語り、9月の定例市議会でこの問題が取り上げられても、従来通りの主張を続ける考えを示した。
西尾氏は、法律で認められない市街化調整区域への老人ホーム建設を、「前市長が認めるよう再検討を指示した」と告発した。ただ、市の決定は覆っておらず、前市長に不正はなかった。
ただ、再検討の指示の有無で前市長の時代と見解が異なるため「何らかの形で統一見解を示すべきだ」との質問があった。これについても同様に、自身が示した内容がすべてで「間違いがあれば人間として責任を取る」と述べた。
会見ではこのほか、市長として初めて臨んだ定例市議会を「補正予算の承認や民間出身として初めての副市長の選任に同意いただき、スタートラインに立った」と語った。一方で多くの議員が公約に関する質問をしたことから、「各議員の思いを真摯(しんし)に受け止め、市政執行に配慮したい」とした。
提供 - 函館新聞社
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