遺愛学院「旧宣教師館」 あすまで一般公開

update 2007/7/27 11:02

 国の重要文化財に指定されている遺愛学院の「旧宣教師館」(函館市杉並町23)の一般公開が26日に始まった。市民や同校生徒らが続々と来館。洋風と和風が入り交じった建物の内部を隅々まで見て回り、宣教師の生活に思いをはせた。28日まで。

 同館は1908(明治41)年、同じく重文に指定された本館とともに建てられた木造住居。主に宣教師や料理人、庭師などが住んだ。常時5人程度いた宣教師の住居は、出身地の米国東部の様式。磨かれたように光る床や古風な照明、レースのカーテンが揺れる出窓などが、時の流れを忘れさせる。

 毎年内部を公開するのはこの3日間だけ。初めて訪れた同市亀田本町の熊谷悌三さん(71)は、宣教師が残した家具に興味津々。「建物も丈夫に造られている」と細部まで丹念に見ていた。

 入場無料。時間は午前10時から午後2時まで。28日午後1時からは新体育館の機能説明会、同2時からはハンドベルクワイアーの演奏会が行われる。

提供 - 函館新聞社



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