受動喫煙防ぎます…市立函館保健所が「おいしい空気の施設」登録呼び掛け
update 2007/7/27 11:01
市立函館保健所は建物や敷地で禁煙・分煙を実施している「おいしい空気の施設」の登録制度を立ち上げ、不特定多数が利用する施設や店舗などに登録を呼び掛けている。喫煙率の低下や受動喫煙防止を図るのが狙いで、登録施設に禁煙・分煙を明示するステッカーを交付する。同保健所は「ステッカーを目にする機会が増えると意識啓発になり、その施設のPRにもなる」と話している。
同制度は道が道立保健所管内で4月1日から実施したのを受け、市立函館保健所が6月1日にスタート。禁煙または分煙の実施をアピールする函館市独自のステッカー(A5判)を各200枚製作した。
飲食店だけの登録だった従来の制度「空気もおいしい店」を発展解消させ、対象施設を公共施設や病院、百貨店、宿泊施設、娯楽施設などに拡大。現在登録している飲食店46件(7月1日現在)は新制度に移行する。
登録にはいくつかの条件があり、従来制度よりも基準が厳しくなった。禁煙施設は建物や敷地が常時禁煙で、建物に煙が入らないよう出入り口付近に喫煙所を設けてはいけない。通行者らの受動喫煙防止にも配慮する必要がある。
分煙施設は@非喫煙場所にたばこの煙やにおいが漏れないA喫煙場所のたばこの煙を屋外に排気する―などが条件だ。同保健所は「たばこの先から出る煙(副流煙)は直接吸い込む煙より体への害が大きいので、受動喫煙防止に理解を深めてほしい」と強調する。
手続きは所定の用紙に禁煙・分煙の状況を記載して提出し、同保健所が現地確認する。登録すると同保健所のホームページ(HP)で施設名が掲載され、希望があればその施設のHPとリンクさせる。
登録申し込み・問い合わせは同保健所健康増進課TEL0138・32・1515。
提供 - 函館新聞社
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