北大水産科学研究院・海洋生物資源科学部門寄付講座開講記念し講演・シンポ
update 2007/7/27 11:00
北大大学院水産科学研究院の海洋生物資源科学部門に6月、寄付講座「水産総合基盤システム科学分野」が開講されたことを記念する講演会とシンポジウムが25日、函館市内の同研究院で開かれた。教授陣が同講座の意義や目的について意見を述べ、今後の方向性を示した。
建設業など道内の25社が出資し、5年間で約8000万円かけて運営される。この日は、出資企業をはじめ近隣自治体、企業、NPO法人(民間非営利活動法人)、研究機関などから約200人が出席した。
パネルディスカッションには、北大副理事で北大大学院水産科学研究院特任教授の山内晧平氏、同分野客員教授の渡辺好明氏と中泉昌光氏、特任准教授の古屋温美氏の4人が出席し、「水産公共施策をシステム科学にする」をテーマにそれぞれの考えを語った。
山内氏は「水産学は食事を中心として生活に深くかかわるため、新しい方向性を作ることに期待する」と述べ、中泉氏と渡辺氏は「地域が主体となりこれを国が後押しする」ような公共政策を提案。古屋氏は「東京海洋大をはじめ、大学間連携を進める」と今後の方向性を示した。
提供 - 函館新聞社
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