函館市内の8高等教育機関/情報発信へ懇談会発足
update 2007/7/26 12:01
函館市内の8高等教育機関が連携し、総合大学の機能を持たせる「大学センター構想」を学生たちが推進していく懇談会が24日、発足した。8校の学生有志約20人で組織し、大学の魅力や連携、学生たちの交流などの情報発信に向けてフリーペーパーの発行を企画・検討している。
市内に北大や教育大、函館高専、ロシア極東大函館校などの高等教育機関があることは知られていても、各大学の特色や連携事業などはあまり知られていない。このため、主役である学生たちが主体となり、大学のイベントやサークルなどの多種多様な情報を発信し、大学間の交流を深めていこうと市高等教育機関学生懇談会(愛称「はこがく」)を立ち上げた。
メンバーは、各大学、短大、高専の学生たち。24日に市地域交流まちづくりセンターで開いた会合で、会長に北大水産学部4年、前多優樹さん、副会長に函館大4年、重山喜重さんを選出した。
会合では、どのような形で情報発信をしていくかを協議し、まずはフリーペーパーの発行を目指すことを確認。発行目的や対象、印刷数、内容などの原案を、正副会長がまとめることを決めた。
メンバーからは「文章だけでなく写真を豊富に使用し、各大学の魅力を伝える」「何でも投稿ができ、函館のおすすめスポットなどを掲載する」「各大学の特色や連携が十分伝わる内容を」などの意見が寄せられた。
学生たちの活動について市高等教育機関連携推進協議会事務局(函館市企画部)は「それぞれの学生が一つの目標に向かっていく組織が立ち上がった。今後の各大学の交流や連携事業については積極的に支援していきたい」と期待している。
学生のまとめ役になった重山副会長は「市内8高等教育機関の学生間の交流を深め、互いの大学をよく知り合う手助けとなりたい。活動を紹介することで、市内高校生の進路の参考になれば」と話している。
提供 - 函館新聞社
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