作法学び 花火で遊ぶ…曹洞宗永全寺・親子坐禅会
update 2007/7/24 10:59
曹洞宗永全寺(函館市昭和2、齊藤隆明住職)で23日、親子坐禅会が開かれた。函館北昭和小(武田誠校長)の6年生を中心に児童38人と親約10人が参加。終業式を終えたばかりの子どもたちは、暑さに負けず、座禅を組んだり、さまざまな礼儀作法を学んだりしたほか、花火で遊ぶなどして有意義な一日とした。
同寺が親子レクリエーションとして開いている夏の恒例行事。齊藤住職は「自分に厳しく真剣に取り組んで」とあいさつした。続いて、座禅について説明。お釈迦様が悟りを開いた時に行っていたと話し、「心の中のすべてを無にして黙々と取り組むことが大切」と説いた。
座禅用の座布団の坐蒲(ざふ)を使い、慣れない足の組み方に苦労しながらも座禅を開始。この日は二十四節気の一つ「大暑」で、1年で最も暑い時期とされる。同市内の最高気温はことし2番目、7月では最も高い27・4度で、子どもたちは汗を流しながら、足が痛くなるのをこらえ、精神統一に努めた。
座禅の時間は約15分で終了。この日は3回行った。宍戸礼佳さん(6年)は「足が痛くなり、周りの人の足も気になった。心を無にすることの難しさを知りました」と話していた。
座禅の合い間には、全員で夕食を取ったり、墓地で肝試しや、境内で花火を行った。齊藤住職は「黙々と一生懸命やることの大切さを学んでくれれば」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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