コンテナ航路 船が大型に…韓国の海運会社
update 2007/7/22 12:00
南星海運(韓国)が運航する函館と韓国・中国を結ぶ定期コンテナ航路の使用船が、23日の函館港寄港から大型化される。一昨年5月の就航以来、2隻とも7406トンだった船舶を9522トンに変更。函館市をはじめ港湾・流通関係者は、函館港の利用促進につながると期待している。
同社の航路再編によるもので、国内の寄港地は八戸港が富山新港に見直される。運航する船舶は、従来の「チャイナ・スター」と「コリア・スター」から、「スター・エイペックス」と「スター・ユニックス」に変わり、1隻当たりの取扱貨物量は、710TEU(全長20フィートのコンテナ数に換算した単位)から962TEUとなる。
2005年5月に就航した函館―韓国・中国航路は、初年度の実績で37便、786TEU。06年度は、41便、1569TEUに伸ばしている。主な取扱貨物は、輸出がスケトウダラやイワシなどの水産品、工場用の機械で、輸入が丸太や製材などの林産品、水産品となっている。
道南の38港湾団体でつくる「函館港利用促進協議会」(会長・西尾正範函館市長)では、誘致活動の一環として、6月から同航路を利用する荷主に対して、1寄港の輸出入で5TEUを超えた場合、1TEU当たり5000円を助成するキャンペーンを展開。1企業当たりの限度額は20万円で、来年3月末までに総額100万円の予算を組んでいる。
23日には、港町ふ頭に「スター・エイペックス」が初寄港し、今後2隻体制で、毎週月曜の入港を予定。同協議会は「大型化により天候に左右されない安定運航が、見込まれる。物流コストの削減など利便性を企業に周知しながら、地域経済の活性化につなげていきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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