江差港で活イカ直売スタート

update 2007/7/22 11:59

 【江差】ひやま漁協江差支所(江差町姥神町139)に所属する漁業者で組織する「活いかグループ」は21日から、江差港中央ふ頭にある漁協荷さばき施設内で活イカの直売を始めた。毎週土曜の午後1時から1匹200円で販売する。

 漁が休みになる土曜に合わせて漁業者自らが行う。形や味も良い800匹の活イカを用意した初日は、販売開始から1時間ほどで30人を超える人が訪れ、海水循環装置を備えた大型水槽を元気に泳ぐイカを買い求めた。町内の女性は(36)は「こんなに新鮮なイカは久しぶり。早速イカ刺しにして味わいたい」と笑顔で話していた。

 6月からイカ漁が解禁となる江差町では、新鮮な活イカを手に入れる場合、1キロ単位での量り売りか箱買いが定番で、価格の変動も大きかった。このため「イカが揚がる港町に住んでいながら活イカを味わう機会が少なかった人も多い」(漁業者)という。

 同グループでは、活イカを住民や観光客ら多くの人に味わってもらおうと、漁模様にかかわらず1匹200円に統一。希望に応じた数量で販売する。同グループは「道南の漁港で活イカを直売している所は数少ないのでは。手探りの状態でスタートしたが多くの人においしいイカを味わってもらうことができれば」と話している。

 直売は水揚げがあるうちは実施する予定で、毎週土曜の午後1時から同4時まで。前日の午前中まで販売予約を受け付ける。売り切れ次第終了する。持ち帰り用の発泡スチロール箱や氷も販売する。問い合わせは同支所TEL0139・52・0125、TEL同52・0434。

提供 - 函館新聞社



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