「空がきれい!」園児が試乗体験…北斗交通がオープンバス導入

update 2007/7/20 11:11

 旅客運送業の北都交通函館支店(小塚直樹支店長)は、天井から空が眺められる、ほろ開閉式のオープンバス1台を導入した。19日には、遺愛幼稚園(吉田真理子園長)の園児約60人を試乗体験会に招待。本格的な運行は今月下旬からの予定で、函館市内の名所を巡る定期観光コースを走る。夏らしいさわやかな風を浴びながらの小旅行が話題を呼びそうだ。

 斬新なバスの導入により、道内外に話題性を発信することで、低迷する函館観光の起爆剤になればと計画。雨天時でも利用できるよう、全天候型の開閉式タイプとした。改造費を含む購入費は約1000万円。

 ほろは、長さ約10メートル、幅約2メートルで、好天時は前方に収納。雨天時に張った際には、道路の段差や風などで支柱に接触する際の音を防ぐよう、両端に空気を入れるクッションや、ゴムボールを挟むといった工夫も施されている。

 座席は色鮮やかなオレンジ色のレザーシートで、全53席のうち後部は回転可能なサロンタイプ。外観は子どものイラストを基に、親子の笑顔を浮かべる様子が描かれていて、黄と緑の色使いが華やかだ。

 試乗体験では元町を出発し、ともえ大橋を経由してJR函館駅前などを巡回。園児たちは、車上からの景色に歓声を上げて大喜び。東海林優真君(5)は「空がきれいに見えて楽しかった」と満面に笑みを浮かべていた。

 同支店の加藤秀史支店長代理は「景色を見るだけでなく、街の音やにおいを感じてもらえれば」と話している。問い合わせは、同支店TEL0138・57・7555。

提供 - 函館新聞社



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