体験農園施設「亀尾ふれあいの里」概要固まる
update 2007/7/18 12:58
函館市は、市内米原町に来年4月開園予定の体験農園施設「亀尾ふれあいの里」の概要を固めた。農地約3万1400平方メートルに、市民農園や体験農園、果樹園などを整備。専門知識を有する農業関係者を指定管理者に指定し、利用者の栽培指導や施設の維持管理を行ってもらう。各種農業体験を通じ、地産地消の促進や、食への関心を高め、都市部と農村部の交流を促進する。
ふれあいの里は、亀尾地域の「農村地域活性化計画」に基づき、拠点施設として整備。本定例会で関連条例を制定し、8月から9月中旬にかけ、指定管理者を公募。整備は11月下旬の終了を予定し、来年4月のオープンを目指す。
体験農園は、野菜などを作る農地5040平方メートル、水田3600平方メートル、ソバ用農地250平方メートルの計8890平方メートル。種まきから収穫までの農作業を体験する「一連体験」は、単年度1人1作物につき大人400円。収穫のみの体験は同800円。果樹園(2660平方メートル)では、初夏にサクランボ摘みが体験できるようにする予定。市民農園は25平方メートルを1区画とし、80区画を整備。1年間の使用料金は5000円とした。
また、施設内でつくる作物は、可能な限り有機栽培とし、農薬の使用を控える。多目的広場では、定期的に地場産野菜の即売会や、乗馬体験、ヤギなどの家畜とのふれあい体験などの催しを行い、農村地域に足を運ぶ動機付けとする。
市は、利用者が年間6600人、入園料などで収入が307万円。支出は、人件費353万円、物品費323万円など782万円を見込み、差額は市が支出する。人員体制は、常駐する管理者が1人、週末は10―20人程度の補助者を置き、栽培指導などを行う。
市農林課は「地域の農産物の良さを再認識し、地域の活性化につながれば」と話している。
提供 - 函館新聞社
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