市議会予算委、子育て支援へ指導員養成
update 2007/7/14 14:11
函館市議会の予算特別委員会(石井満委員長)は13日、民生常任委員会所轄分の議案を一括審議した。市は人材づくり推進の中で行う子育て指導員(仮称)養成事業費に約80万を計上。ボランティアで子育てのサポートを行う人材を育成し、市独自の資格として指導員を認定する。民間の活力を導入し子育て支援の推進を図る。
見付宗弥氏ら3氏の質問に市福祉部が答えた。
同事業では、子育てしやすい環境づくりを目指し、育児に関する専門的な知識や技能を持つ人材を養成する。教員や保育師など有資格者をはじめ、子育てに意欲のある30人程度の市民を対象に、子育て支援に関する講座を開設する。
講座は、子供の発育・発達、カウンセリング、児童虐待の現状や対応など子育て支援に必要な専門的な知識や技術を学ぶ科目を20程度設ける予定で、具体的な内容は今後詰めていく。
認定指導員は、子育て中の親に対して子育てに関する指導や助言を行う。さらに、児童館で今後、実施する「地域自主型子育てひろば」や保健所で実施予定の「こんにちは赤ちゃん事業」の中で、子育てアドバイザーや子育てコーディネーターとしての役割も果たしてもらう。認定後、主体的な活動に取り組めるよう、市としても技術的な支援や資質向上を図っていく。
名称も指導員ではなく親しみやすい名称を検討している。
福祉部は「市民と協働のまちづくりの観点でも重要な取り組みと考えている。継続的に実施できるよう取り組みたい」と新年度以降の継続に意欲を示した。
審議終了後、本年度の一般会計補正予算案など議案21件を賛成多数で原案通り可決し、審議を終了した。19日に開かれる本会議で、石井委員長が審議経過を報告し、採決する。
提供 - 函館新聞社
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