道南 静かな幕開け…参院選公示

update 2007/7/13 12:41

 第21回参院選が公示された12日、函館市内では道選挙区(改選数2)に立候補した8人のうち、1陣営が出陣式を行い、比例代表の候補者が街頭演説を行うなど、17日間の選挙戦に突入した。市内に選挙事務所を持たない陣営も多く、道南では静かな幕開けとなったが、各陣営の関係者はポスター張りなどに奔走。各候補とも来週末にかけて続々と道南入りし、有権者に支持を訴える。(参院選取材班)

 共産党新人の畠山和也候補(35)は、24日に道南入り。八雲や森、北斗など6カ所で街頭演説を予定。25日は午前8時からJR函館駅前、同9時から長崎屋函館店前で、同党副委員長の石井郁子衆院議員も合流し、街頭に立つ。同日は、市内8カ所の団地などで街頭演説する。

 無所属新人の多原香里候補(34)は23日函館入り。この日は後志管内倶知安町を皮切りに、長万部、八雲、森、七飯、北斗と遊説した後、午後4時ごろ函館市内に入る。同7時に函館国際ホテルで個人演説会を開く。

 自民党現職の伊達忠一候補(68)は、23日に道南に入り、長万部、森などを遊説し、24日に函館入り。街頭演説で支援を訴える。25日まで桧山管内など道南全域をくまなく回り、議席死守を目指す。この日は陣営幹部もポスター張りや、企業などへのあいさつまわりに走った。

 民主党現職の小川勝也候補(44)の道8区合同選挙対策本部は、函館市新川町14の選挙事務所前で、支持者ら約150人を集めて出陣式を行った。平出陽子本部長代行が「年金問題と改憲問題について国民がどう評価するか、天下分け目の戦い。怒りを形に表し、政権交代の道筋にするのが民主党の大きな役割」と訴えた。小川候補は24、25両日に道南入りする。

 無所属新人の羽柴秀吉候補(57)は20日函館入り。長万部から遊説をスタートし、午後には函館市内に入る予定。市内中心部で街頭演説を行う。

 諸派新人の千代信人候補(43)は24日に函館入りの予定。終日、中心部や近隣市町での遊説を繰り広げる。

 社民党新人の浅野隆雄候補(51)は20日夕方に函館入り。午後6時半から本町交差点で街頭演説を予定している。21日には市内を街宣し、昼ごろに函館を離れ国道5号を北上する。

提供 - 函館新聞社



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