「函館に心の一部残す」…ロシア領事館事務所 ウソフ所長が離任
update 2007/7/13 12:41
在札幌ロシア総領事館函館事務所のウソフ・アレクセイ所長(52)がロシア外務省へ栄転することになり、後任のブロワレツ・アンドレイ新所長(49)とともに12日、函館市役所に西尾正範市長を表敬訪問した。西尾市長は函館とロシアの友好親善に尽くしたウソフ氏に深く感謝し、ブロワレツ氏に両国の相互理解や友好親善がさらに深まるよう、期待の言葉を述べた。
ウソフ氏は2003年9月の函館事務所開設以来、3年10カ月にわたり初代所長としてビザの発行や在日ロシア人の保護、ロシア政府要人との連絡調整など、外交官の業務を果たすとともに、函館・日ロ交流の推進に尽力してきた。
15日の離函に当たり、「函館に心の一部を残していく。国際貿易センターや友好団体の関係者が日ロ交流に熱心で、本当に感謝している。今後も異なる文化・文明の対話と調和、相互理解を進めていくことが大切」と述べた。
ブロワレツ氏は来週から着任。前任はロシア外務省ウラジオストク代表部長で、「日本はかねて勤務したい国、ロシアと近い国と思っていた。着任に当たり、沿海州の知事と議長から、さらに交流が深まるよう、願いを託された。ウソフ所長の業績を引き継ぎ、日本とロシア、函館とウラジオストク(姉妹都市)の関係を深めたい」と抱負を述べた。
提供 - 函館新聞社
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