支庁制度改革 知事との直接交渉 申し入れ…江差町長ら道内7首長

update 2007/7/13 12:40

 【江差】道の支庁制度改革をめぐり濱谷一治江差町長は12日、支庁統廃合が見込まれる道内7市町の首長が、高橋はるみ知事との直接交渉を道に申し入れていることを明らかにした。実現すれば同改革をめぐっては、高橋知事と7首長による初の直接対決となる。早ければ今月下旬にも道庁を訪れ、統廃合に伴う地域社会への打撃や地域間格差に苦しむ過疎地域の支庁所在地を重視した改革を高橋知事に訴える方針だ。

 町役場で開かれた町内26団体で組織する住民組織「檜山支庁存続と権限機能強化を求める江差町連絡会議」の総会で明らかにした。

 江差町をはじめ改革に反対する根室、室蘭、留萌、稚内の4市と、後志管内倶知安、日高管内浦河の2町は道に対し、26日に改革担当の企画振興部長との交渉を、27日には高橋知事との直接交渉を求めており、日程調整を進めている。当日は7市町の住民や経済団体にも参加を呼び掛け、改革に対する地域の懸念をアピールする方針だ。

 濱谷町長は「改革は道民の理解を得ていない。道財政が厳しい中で従来通りの支庁存続が難しいことは理解しているが、地域発展の良き礎となる支庁制度を目指すべきだ」と述べた。

 総会では高橋知事との直接交渉に向け、同様の住民組織がある日高管内浦河町と連携した要請行動の実施を決定。町民や各団体に参加を呼び掛け、道庁周辺での抗議行動などを早急に検討することで一致した。

 また、会議では故大井紀勝会長の後任に、辻正勝副会長(江差建設協会長)を選出。辻会長は「道や市町村は支庁の存在が地域振興を図る上でどれだけ大きいか再認識すべきだ。7市町の行動は道議会を動かすまでに影響力が大きくなっている。町民運動と一体になった行動が必要」との考えを示した。 

提供 - 函館新聞社



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