文教通の整備着手決まる…まちづくり懇談会 記念イベント開催へ
update 2007/7/11 09:11
函館市の重点懸案事項の一つ、都市計画道路文教通(延長2・4キロ、日吉町―戸倉町)の事業認可がこのほど、官報で告示され、本年度から整備に着手することが決まった。事業認可を受け、市と沿道周辺町会・自治会14団体でつくる「文教通周辺地域まちづくり懇談会」が10日夜、湯川支所で開かれ、今月下旬に同懇談会主催で記念の着手式を開くことなどを決めた。
事業着手が決定したのは、未整備の日吉中央通から市道湯川高丘線までの約1・4キロ。本年度は、日吉中央通から見晴公園通までの420メートルの区間の測量や物件調査などを行い、来年度以降の用地買収に向けた準備に取りかかる。
工事開始は2010年度を目指し、整備終了は13年度末を予定。見晴公園通から湯川高丘線までの残りの区間は、順次整備が進められることになった。
懇談会では、会長に日吉第六団地自治会会長の小川昭夫氏を選出。函館土木現業所から、19、20日に開く地権者らを対象にした説明会の概要や、事業計画について報告があった。また、記念の着手式として、ヤマボウシ4本を滝沢児童公園内に植樹することを決めた。
文教通は、産業道路(道道函館上磯線)と道道函館南茅部線が交わる湯の川橋付近の渋滞解消策の一環として、1985年に都市計画決定し、88年に事業を開始。94年までに一部区間の整備が終了した。
当初計画では、高架橋方式を採用する予定だったが、騒音や沿道の環境に及ぼす影響が大きいとして、事業が一時停滞。2001年に、工法を土中に四角いコンクリート製の構造物を埋め込む「掘割ボックスカルバート」方式に変更し、協議を進め、05年8月に計画変更を決定している。
提供 - 函館新聞社
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