祭りシーズン到来 今年の浴衣の流行は?
update 2007/7/11 09:10
14、15両日の大門祭と15日の函館港花火大会を皮切りに、いよいよ今夏の祭りシーズンが本格化する。夏祭りといえば、街中を華やかに彩る女性の浴衣姿も見逃せない。今や和服の世界も毎年の流行が反映される時代。ことしの浴衣の最先端のトレンドを探った。
ここ数年、夏のおしゃれとしての浴衣は若者にすっかり定着。丸井今井函館店(函館市本町32)では5階きもの売り場の一角に、さわやかなディスプレーとともに浴衣コーナーを設置。色とりどりのカラフルな浴衣に多彩な小物類が所狭しと並べられている。
和装小物担当の田中伸美さんによると、今夏は浴衣自体は白地や紺地などの比較的落ち着いた色が人気を集める一方、帯の上に大柄のコサージュをあしらったり、カラフルなかんざしを組み合わせたりするなど、ワンポイントとしてのカラフルな小物類が特徴的だという。
また、浴衣には一般的に使用されない“半襟(はんえり)”を使い、着物風にアレンジするスタイルも広まっており、若者ならではの独自の感性が伝統的な浴衣に新風を吹き込んでいる。
テーオーデパート(同市梁川町10)は、2階ヤングレディースコーナーに浴衣の特設売り場を設置。営業課長の若生隆さんによると、今年は独自のオリジナルブランドが人気で、中でもトップモデル、押切もえさんがデザインした浴衣が注目されているという。白地に金魚をあしらったものなど、シンプルながら愛らしいデザインが若者の心をとらえているようだ。
小物類にも力を入れており、さまざまな形をあしらって結ぶことができる「三尺帯」や、トンボ玉が付属した帯締めなど、工夫を凝らしたおしゃれが、浴衣の着こなしを大きく左右するという。
昨年は7月半ばまで天候不順が続き、売り上げが低迷。ことしは6月から高温多湿傾向で、2割近く売り上げが伸びているという。しかし「天気がいいので、祭りの当日に新しい浴衣を買ってそのまま出かける人が多いので、天気が一番気になる」と若生さん。まずは今週末の天気がこの夏全体の浴衣商戦を占う大事な要素になりそうだ。
提供 - 函館新聞社
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