函館ハーバービューホテルのパティシエ関さん・道洋菓子作品コンテストで最高賞
update 2007/7/10 10:19
函館ハーバービューホテル(函館市若松町14)のパティシエ、関健作さん(28)がこのほど、札幌市内で開かれた「北海道洋菓子作品コンテスト」(道洋菓子協会主催)の「アントルメの部」で、最高賞に当たる日本洋菓子協会連合会会長賞に輝いた。同ホテル初の出品での快挙に、関さんは「周囲も自分のように喜んでくれて、うれしいの一言」と満面に笑みを浮かべる。
道内のパティシエが腕を競うコンテストで、出品数は過去最多の236点。関さんの作品は、直径18センチのホールケーキ「アントルメ」で、ミルクとホワイトチョコレートのムース、クレープの皮を乾燥させた「フィーアンティーヌ」を用いた層、アーモンド風味の生地と、4層からなる。側面にはクルミをまぶしてある。
出来上がるまでの全工程に3時間を費やす、手間をかけた一品。ラム酒の効いた大人向けで、フィーアンティーヌのサクサク感とクルミの香ばしさが相まった風味には、関さんのこだわりが凝縮されている。
「優勝する気で出品した」という関さん。審査員の評価は厳しかったものの、試食する市民らが次々と手に取り、盛り付けていた皿が、出品作品のうち唯一空いたのを見て、パティシエとしてのやりがいを感じるとともに、優勝を確信したという。
中学生時代に北海道を旅行した際、その雄大さに感動。故郷・長野県を離れ、函館に移り住んで十余年がたつ。偉業の余韻に浸る間もなく、「できるだけ早く、商品化にこぎ着けたい」と、待ちわびる来店客の姿に思いを巡らせている。
提供 - 函館新聞社
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