ジュンサイ漁スタート

update 2007/7/8 16:09

 【七飯】七飯町の蓴菜(じゅんさい)沼(七飯町西大沼)で7日、ジュンサイ漁が始まった。大沼漁協の組合員9人がそれぞれ手こぎの舟に乗り込み、ゼラチン質に包まれた2―4センチほどのジュンサイを次々と摘み取った。

 湖底に根を張り、湖面に葉を浮かべるジュンサイは、茎に大小の新芽をつける。漁では新芽部分を摘み取り、陸に上がった後、選別。量が少ないため、地元の土産物店などで売られるだけだ。

 ことしは6月30日から3日間の試験採取で生育状況を確かめ、開始時期と実施頻度を決定。資源保護のため漁の時間を午前7時から同11時半と午後1時から同4時までに限り、4日間の出漁後、5日間休漁する。

 漁業者は、日差しや雨を遮るビニールシートを舟に張り、作業がしやすいよう傾斜をつけた船尾に腹ばいになって採取。片手で茎を固定し、慎重に新芽をつみ取っていた。

 6月に晴天が続いたことなどから生育は例年より順調。昨年の水揚げは1・8トンで、ことしも昨年並みを目標に8月15日まで漁を続ける。

提供 - 函館新聞社



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