市功労者表彰19人…公益・議員 経済、社会などの分野

update 2007/7/8 16:09

 函館市は7日までに、函館の経済、社会、文化などの発展に貢献した個人や団体をたたえる「市功労者表彰」の受賞者を発表した。公益事業に功績がある人に贈られる「公益功労」に4人、満12年以上議員職に就いた市議会議員に贈られる「議員功労」は15人で、計19人が選ばれた。表彰式は8月1日午前11時から、市民会館小ホールで行われる。

 市功労者表彰は、1939年に始まりことしで59回目。2006年までに個人559人、10団体が受賞している。07年の受賞者は、6月29日に開かれた市表彰審議委員会(座長・西尾正範市長、委員7人)で決定した。

 公益功労を受賞したのは、市漁業協同組合副組合長理事の菊地健悦氏(77)=志海苔町=、NPO法人(特定非営利活動法人)「NPOサポートはこだて」理事長の奥平忠志氏(71)=上野町=、函館保護司会連合会会長の奥野秀雄氏(70)=深堀町=、前函館市函館消防団長の田原勲氏(69)=富岡町=。

 菊地氏は、1994年には宇賀漁協組合長(当時)に就任し、98年6月には、函館、宇賀、石崎漁協の合併に尽力し、函館市漁協を発足させた。その後も、根崎漁協との合併を実現するなど、組合の経営基盤強化や、水産業振興に長年寄与している。

 奥平氏は、地理学研究者として、2001年から道教育大名誉教授。専門的見地を生かし、西部地区を中心に函館の都市空間形成に貢献している。市の都市景観審議会会長などの立場でまちづくりに携わり、市の総合計画の策定に力を発揮した。

 奥野氏は、1979年から保護司として、観察対象者の自立更生、社会復帰に力を注いでいる。99年からは、市社会福祉協議会理事として、福祉サービスや、福祉制度改善に貢献。2005年4月からは、市中央地区防犯協会常任理事として、地域の防犯活動にも取り組んでいる。

 田原氏は、1961年から2006年まで、長年消防団活動に携わり、火災や災害発生時の鎮圧活動に出動し、市民の安全確保に貢献した。2004年12月に合併により誕生した市函館消防団団長として、各地域の消防団長と融和を図り、組織作りに尽力。地域住民の防災意識高揚に努めてきた。

 議員功労は、合併以前の旧4町村地域での議員歴も含めた。受賞者は次の通り(基準日07年8月1日)。

 ▽能川邦夫氏(63)=市議12年3カ月▽白崎憲司郎氏(58)=同▽阿部善一氏(56)=同▽佐々木一朗氏(70)=旧恵山町議9年8カ月、市議2年6カ月▽増輪正氏(59)=同、同▽杉林千一氏(58)=旧椴法華村議9年8カ月、同▽岡義次氏(73)=旧南茅部町議9年7カ月、同▽蛯谷邦男氏(70)=同13年7カ月、同▽下池徹氏(68)=同17年7カ月、同▽竹越勝昭氏(65)=同13年7カ月、同▽砂田義稔氏(64)=同9年7カ月、同▽吉田充信氏(59)=同、同▽遠山俊一氏(58)=同、同▽杉林幸弘氏(53)=同13年7カ月、同▽吉村良一氏(52)=同9年7カ月、同。

提供 - 函館新聞社



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