「郷土資料館友の会」設立へ
update 2007/7/7 14:45
【江差】一緒に“江差”を学びませんか―。4月に旧檜山爾志(にし)郡役所に移転した江差町郷土資料館(中歌町)は、江差の歴史や自然に興味がある人の交流や、学芸員による研究のアドバイスなどを行う「郷土資料館友の会」を新たに設立する。
同館は、移転を契機に多彩なテーマを設けた体験講座や見学会の企画など、住民参加による活動充実を目指している。新たに設立する「友の会」でも、江差の歴史、自然、生活、文化など身近な分野に関心がある人に幅広い参加を呼び掛けている。
同館の宮原浩学芸員は「江差では歴史をテーマに研究している団体も多いが、特定の分野にこだわらず身近な題材から勉強を始められる場にしたい。『古文書を調べたい』『植物を勉強してみたい』『郷土料理を詳しく知りたい』という人に参加してほしい」と語る。
「友の会」では、学芸員による調査方法のアドバイスや、参考となる資料や文献の提供などを通じて会員の学習をサポート。同じ分野に興味がある人同士の交流や情報交換など、すそ野の広がりにも期待している。
「友の会」の設立は、姥神大神宮渡御祭に関心が深い住民と同館が、古文書などを頼りに祭礼のルーツや変遷を調査、成果を発表したことがきっかけという。宮原学芸員は「町内には姥神大神宮渡御祭の山車、人形、祭ばやしなどの勉強を続けている人がいる。個々の研究を一つに結集することでも大きな成果になるはず」と話している。
町内外を問わず江差に興味のある人なら誰でも入会できる。問い合わせは同館TELрO139・54・2188。
提供 - 函館新聞社
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