江差の移住体験、フラダンスと追分踊りで交流
update 2007/7/6 13:59
【江差】江差町は団塊世代をターゲットに長期滞在型観光や定年後の移住の可能性を探る「江差町おためし暮らし」を昨年12月にスタートした。今夏も道外を中心に5組15人が来町を予定。3日からは福岡県から訪れた60―70歳代の8人が滞在。9日までの日程で江差追分の体験や「かもめ島まつり」への参加を予定している。
滞在しているのは同県久留米市で活動している「健康フラダンス・孔雀の会」のメンバーら男女8人。2組に分かれて町民から寄贈を受けた家具類を備えた住宅で生活している。
「フラダンスを通じて江差の皆さんと交流を深めたい」というメンバーの希望で、4日夕には江差追分会館(中歌町)のステージで町民との交流会が開かれた。
江差追分を愛好する住民や子どもたちが見守る舞台では、色鮮やかな衣装を着たメンバーがフラダンスを披露。地元からは、同館職員で江差追分全国大会で上位入賞を続ける井上さつきさんの歌に合わせて「江差追分踊り」の優雅な踊りで応えた。また、参加者全員でフラダンスを体験するなどして交流を深めた。
同会の尾花幸子さん(70)は「江差を訪れるのは初めて。江差追分や踊りはとても魅力的。九州は梅雨でジメジメしていますが江差はすっきりした青空が心地よいですね」と笑顔で話した。夜には北海道と九州の郷土料理を持ち寄った夕食会も開かれ、互いに舌鼓を打ちながら会話に花を咲かせた。
8人は7日開幕の「かもめ島まつり」で、新地町の繁華街からかもめ島までの道中を練り歩く「江差音頭千人パレード」にも参加する予定で、南が丘自治会(大塚勲会長)の協力で踊りの練習を重ねているという。
提供 - 函館新聞社
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