函館にも「モンスターペアレンツ」
update 2007/7/6 13:58
「うちの子に掃除をさせないで」「運動会はうるさいからやめろ」―。学校に理不尽な要求などをする保護者の存在が、全国的に社会問題化する中、函館市内でも同様の事例が発生していることが、5日の市議会定例会で明らかになった。
こうした保護者は「モンスターペアレンツ」と呼ばれ、対応をただす質問があり、多賀谷智教育長が答弁した。
多賀谷教育長は主なケースとして「窓ガラスを割ったのは、グラウンドに石が落ちていたからで、自分の子供に責任はない」「苦情を言うため仕事を休んで学校に来たのだから、その分の賃金を出せ」「修学旅行の部屋を個室にしろ」などを挙げた。
保護者の理不尽な要求には「学校が毅然とした態度で臨むことが基本」とした上で、市教委としても、組織的な体制を構築していく考えを示した。窓口の一本化や複数での対応、記録を残す―などの対応マニュアルを市教委で整備していることも伝えた。
また、解決に苦慮するケースは、学校と市教委が協力して対応し、専門的な助言が必要な場合は、警察や弁護士などに相談するとした。
提供 - 函館新聞社
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