市議会代表・個人質問、選挙の言動、批判相次ぐ

update 2007/7/5 14:54

 函館市議会定例会は4日、代表質問に2氏、個人質問に1氏が登壇した。西尾正範市長の選挙時の言動に批判が相次ぎ、選挙違反の疑いも指摘された。西尾市長は主張と釈明に追われた。

 瀬尾保雄氏(公明党)は代表質問で、西尾市長が選挙時に、当時の市長や議会、経済界の首脳をドラマ「水戸黄門」に例えて批判したことの具体的な裏付けを質問。市長は「市民に分かりやすく理解してもらうため、悪代官や越後屋、地回りの親分などの話をした。誰と特定はしなかったが、前市長は悪い人ではないと言った。ただ、市政の権力がおかしくなっていた」と述べた。瀬尾氏は「選挙は選挙と、簡単に割り切れない。今後も言動には注意してほしい」と苦言を呈した。

 福島恭二氏(民主・市民ネット)は「あたかも前政権に不正があったよう触れ回り、閉そく感の打破と変革を望む市民の心を取り込んだ選挙だった」と批判。道議選告示日や投開票日に、各陣営に西尾氏と支持者が酒を配ったことや、告示前に焼き肉店でドリンクパーティーを開いたことなどを明かし、選挙違反ではないかと追及した。

 小玉陽造選管委員長は「承知していなかったこともあるが、違反の疑いがある場合は指導した」と答え、西尾市長は「選挙について素人集団で、未経験者ばかりだった。持参した酒は即刻回収するなどした」と述べた。

 福島氏は、福祉施設問題について「そもそも、助役時代のあなたが初期の対応を誤らなければ問題は起こらなかった。福祉問題を辞職の理由にするのはおかしく、前市長と主張の違いが生じた段階で辞職すべきだった」とした。市長は「市長と助役(副市長)の意見の対立は、今もある」と主張した。

提供 - 函館新聞社



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