「はこだての教育を考える会」設立
update 2007/7/5 14:54
函館市内の教育者やPTA、NPO(民間非営利団体)、経済団体など計40団体が集まって「はこだての教育を考える会」(会長=小玉陽造函館・青少年の夢と未来を育む会会長)を設立した。市教委が発足した11月1日(1952年)を「はこだて子どもの日」と定め、全市的な取り組みを行う。同会によると、これほど多方面にわたる大規模な教育関連団体の設立は、函館では初めてという。9月に記念の集いを開くほか、各種協賛行事を募って運動を拡大させる。
同市内の小中学校の校長・教頭会の会員で構成する道教育振興会函館支部が呼び掛け、青少年の夢と未来を育む会や函館青年会議所、同市青少年サークル協議会、同市子ども会育成連絡協議会、同市PTA連合会が賛同し、計6団体が中心となって6月中旬に設立。保護司会や社会福祉協議会、スポーツ少年団、道国際交流センター、読み聞かせグループなども参加した。
教育を取り巻くさまざまな課題を克服し、積極的に子どもをはぐくむまちづくりを進めるのが設立の趣旨。「はこだて子どもの日」は、すべての市民が子どもの健全な育成を考え、実践する日に位置付ける。
本年度最大の事業となる9月16日の「はこだて子どものための集い」は、函館市民会館で開催する予定。記念セレモニーや制定宣言をはじめ、参加団体の実践交流発表会も企画した。同時に開く講演会では、政府の教育再生会議有識者委員として義家弘介さんの後任に選ばれた宮本延春さん(愛知県・私立豊川高教諭)が、著書と同じ「オール1の落ちこぼれ、教師になる」と題して講演する。
同会は参加団体を募集していて、小玉会長は「たくさんの人の力で中身を濃くしたい」と話している。同集いへの参加は今後呼び掛ける。同会についての問い合わせは事務局の函館五稜中学校の畑野克行校長TEL0138・41・3458。
提供 - 函館新聞社
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