未収金7億5600万円…市病院局

update 2007/7/4 16:34

 市立函館、恵山、南茅部の3病院で、入院費や外来費の未収金の累計が2006年度末で7億5600万円に達していることが3日、市病院局のまとめで分かった。函病の未収金額が大半を占め、1990年度からの累計で約7億3000万円に上る。同局は、本年度から入院予定患者にあらかじめ概算額を説明するなど、未収金発生防止対策を講じている。

 同日の市議会本会議で北原善通氏(市民クラブ)の代表質問に西尾正範市長が答えた。

 未収金には、不能欠損処理を行っていない分も含まれている。昨年度の包括外部監査報告書によると、函病の未収金のうち、06年度末で2億8400万円が回収不能となっている可能性があると指摘されている。

 同局は、未収金対策として、入院予定患者に想定される医療費額や支払い方法について、事前に説明する制度を4月から導入。時間外の外来救急患者の即時徴収や、納付請求書の早期発行を行っている。

 しかし、休日(土・日曜、祝祭日)は、清算業務も休止するため、退院時に請求書を発行することができるのは、平日だけ。包括外部監査でも、休日の徴収体制強化を指摘されていた。

 同局は、休日に退院することが決まった患者には、あらかじめ概算額の請求書を発行し、退院時に支払ってもらう方法や、退院日を含めた休日分について、治療費を除き、入院額だけを請求し、後日、治療費分の請求書を送付する方法などを検討している。

 北原氏の休日の入院費徴収体制の確立についての質問に対し、井上芳郎病院局長は「できるだけ早期の実施に向け鋭意努めたい」と答弁した。

提供 - 函館新聞社



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