環境と食のフォーラム
update 2007/2/23 14:05
環境問題や食の循環型社会について考える「環境と食のフォーラム2007」が22日、函館市内の湯の川観光ホテルで開かれた。市民ら約130人が参加。次世代につなぐ環境づくりと食の関連をテーマに、基調講演やパネルディスカッションを通じ、それぞれの立場でできることを討論した。
NPO法人(特定非営利活動法人)ソーシャル・エイジェンシー協議会(榊清市代表理事)が主催。基調講演では、公立はこだて未来大の鈴木克也教授が「函館はクリーンな環境づくりの最先端都市になる力がある。そのためにも農家、販売者、消費者の関係で循環が大切」と説いた。七飯町で無農薬野菜生産に取り組む松本久さんは「次世代の生活環境を整えるのはわれわれの責任」と訴えた。
パネルディスカッションでは、鈴木教授がコーディネーターを務め、榊、松本両氏のほか、ラッキーピエログループの王一郎社長、だるま食品本舗の小島節弥社長、函館消費者協会の米田イツ会長、同ホテルの佐藤和宏支配人らが意見を述べた。
現在の物流システムでは、食の循環型環境を構築するのは大きな困難を伴うことが指摘された。しかし、実現に向け、無農薬農業に取り組む農家を消費者が応援したり、地産地消に努めたりし、それぞれの立場でできることを積極的に行うことが大切と確認した。
提供 - 函館新聞社
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