08年度中に見直し計画…健康はこだて21
update 2007/7/1 12:56
函館市は、市民の健康づくりの指針となる「健康はこだて21」の見直し計画を2008年度中に策定する。さまざまなデータを基に市民の健康に関する課題を分析し、目標値を定めて改善を図る。本年度はアンケート結果などを検証しながら見直し計画の策定に向け、本格的な協議を進める方針。
国が策定した「健康日本21」を受け、市は03年3月に健康はこだて21を作成した。計画期間は02年度から10年度までの9カ年。策定時にさまざまな統計や市民アンケート(01年実施)の結果を分析し、年代別に目標数値を設定し、取り組みを進めている。
計画では、0―14歳、15―39歳、40―64歳、65歳以上に分け、それぞれ健康指標を基に具体的な目標値を定めている。策定後、達成度の確認や目標数値の修正といった中間評価を行い、計画を見直すことが決まっていた。
中間年に当たる06年度は、アンケート調査などを通じて中間評価を実施。この結果を受け、市民の健康づくりに関係する機関・団体などで構成する推進協議会が中心となって見直し作業を進める。同協議会は地域・学校(計14団体)、職域(計12団体)、保健・医療(6団体)の3部会で構成され、部会ごとや全体で協議した上で策定を進めていく。
また、同計画を所管する市立函館保健所は10月ごろをめどに健康づくりの推進にかかわる組織を発足させる方針で、協議会と連携していく。
この4月に公表された「健康日本21」の中間評価などを受け、メタボリック症候群など新たな項目への対応も検討される。同保健所健康増進課は「国の中間評価を踏まえながら見直していく。メタボリック症候群についても状況を分析し、対応項目として取り入れるかどうか検討していきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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