管内の温泉施設 緊急安全点検…渡島保健所
update 2007/6/30 12:13
東京都渋谷区の女性専用温泉施設での爆発事故を受け、渡島保健所は管内の温泉施設の緊急安全点検を実施している。くみ上げた湯内にメタンガスなど可燃性の天然ガスが含まれているかなどを施設から聞き取り、ガスを含有する湯をくみ上げる施設内に職員が立ち入り、排気設備などを調べている。早ければ4日までに調査を終えて道に報告し、施設によっては再調査などが行われる可能性もある。
同保健所によると、同保健所管内には約300の泉源があり、うち約200で温泉施設などとして利用。泉源のうち、森町濁川地区が未利用も含めて約130あるが、ガスが含まれていないことを確認したという。
立ち入り調査は、1000メートル以上掘削してくみ上げている施設、温泉中にメタンガスを含有する施設約20カ所を対象に実施。くみ上げた温泉をためるタンクから、含まれたガスを分離して屋外に排出する通気管の有無などをチェックしている。
29日には、職員2人がホテル海王館・函館スパビーチ(北斗市七重浜8)を訪問。温泉と混入したガスとを分離する「ガスセパレーター」の設置を確認した。佐々木敏則支配人は「含有するガスはセパレーター設置の必要はない量だが、事故を受けてあらためて点検した」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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