渡島管内自動車税、期限内納付率は微増

update 2007/6/27 12:46

 渡島支庁管内で5月末の期限内に納付された自動車税は、納税予定額の62・1%で、前年度(60・7%)をわずかに上回った。本年度から始めたコンビニエンスストアでの納税が全体の15・8%を占め、全道平均を1・9ポイント上回った。同支庁は「企業などへのPRや利便性向上が納付率アップにつながった」(納税課)と分析。しかし、期限内納付率は全道21の支庁・道税事務所中税額で18位にとどまっており、同支庁は督促状送付などで納付を促していく。

 本年度の同支庁管内の納税対象は、16万8746台、税額は61億5476万円。納期内に納付されたのは台数で10万3142台(61・7%)、税額で37億8140万円(62・1%)。前年度を台数で1・0ポイント、税額で1・4ポイント上回ったが、台数、税額とも全道を1・9%下回った。

 コンビニ納付は全道のコンビニ7業者で実施し、渡島管内でも一部を除いて受け付けている。納期内納付のうち1万5821台分の5億9651万円が納付された。全体に占める割合は、全道の支庁・道税事務所中、札幌の15・97%に次いで2番目に高く、便利で手軽な納付方法として受け入れられたことがうかがえる。

 一方、期限内納付率の順位は前年度17位、2005年度21位、04年度20位(いずれも24支庁・道税事務所中)と、例年最下位グループに位置している。同支庁、函館土現などは幹部7人が中心となって企業や団体を訪問するなどして呼び掛けたが、大幅アップにはつながらなかった。

 道が徴収する自動車税は、ディーゼル車の減少や軽自動車へのシフトなどで台数、税額とも減少傾向にある。貴重な財源だけに同課は「今後も早めの納付を促していきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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