函館理容美容専門学校生が道大会で1―3位独占
update 2007/6/27 12:45
函館理容美容専門学校(中島眞之校長)の理容科生徒3人が、室蘭市でこのほど行われた「第60回北海道理容競技大会」(道理容生活衛生同業組合主催)のChallenge(チャレンジ)メンズ部門で1―3位を独占した。同校生徒が同部門のベスト3に名を連ねる快挙を成し遂げたのは昨年に続き2回目。3人は、理容師としてさらに技術を高める決意を新たにしている。
優勝したのは吉川恵太さん(20)、2位は皆川悠太さん(19)、3位は伊東剛さん(19)。
同大会には全道の理容師が参加。「クラシックカット&スタイル」や「レディスカットヘア」「ウイックモード・フリースタイル」など7部門でカットやブローの技術を競った。吉川さんらまだ理容師免許を取得していない学生が挑戦するのは、メンズとレディスに分かれたチャレンジの2部門。メンズには16人、レディスには14人が出場した。
同校からは、2年生全5人のうち、メンズに4人、レディスに1人が挑戦。出場者は、3月下旬ごろから髪型やカラーの試行錯誤を繰り返した。5月には同組合函館支部の練習会に参加してブローなどの練習を重ね、技術に磨きをかけて臨んだ。本番では、事前にカットやカラーを施した人形の髪型を25分の制限時間内にセットする。
優勝した吉川さんの作品は、長く伸ばした右側側頭部の毛髪を横に流し、頭頂部などは束を作るように細かにブロック分けをして立たせた動きのあるスタイル。好きな紫のカラーを効果的に使った。吉川さんは「長い片方にはドライヤーを丁寧にかけるように心掛けた」といい、「優勝は予想していなかったので驚いた」と喜ぶ。
2位の皆川さんも長い右側頭部の毛髪を横に流し、色は赤を使用。「生きているように見えるよう、動きにこだわった」という。3位の伊東さんは対照的に、側頭部を短く押さえて頭頂部を膨らませた。「4色を使い分けた」という紫のグラデーションが美しい。
3人を指導した同校教員(理容専任)の三春和也さんは「直前には一日に3回のセット練習を重ねた。これを機にさらに飛躍してほしい」と願っている。
提供 - 函館新聞社
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