魚介類の輸出入額最多…昨年のコンテナ貿易概況

update 2007/6/26 11:24

 函館税関がまとめた道内における2006年のコンテナ貿易概況によると、海路のみを輸送手段とした海上コンテナ詰め貨物の「コンテナ貿易額」は、輸出が前年比17・9%増の1149億円、輸入が同5・5%増の2166億円だった。すべての貿易額に占めるコンテナ貿易額の割合を示す「コンテナ化率」は、輸出が同0・2ポイント増の37・2%、輸入が同4・0ポイント減の17・3%。

 主要品目別で見ると、魚介類・同調製品が輸出入額ともに最も多く、輸出が同35・5%増の304億円、輸入が同8・5%減の359億円。コンテナ化率が高いのは、輸出が原皮・毛皮(未仕上)や飼料、紙・板紙でいずれも前年と同じ100%、輸入が肉類・同調製品で同0・1ポイント増の100%、家具が前年と同じ99・8%で続く。

 主要国別では、輸出入額ともに中国がトップで、輸出が同25・3%の340億円、輸入が同11・7%増の658億円。コンテナ化率は、輸出がエジプトと南アフリカの100%、輸入がルーマニアの100%で、それぞれ最多だった。

 同税関管内の道内14署所では、苫小牧が輸出額(同20・5%増の840億8100万円)、輸入額(同14・8%増の1341億7500万円)で、ともに1位。

 函館のコンテナ貿易額は、輸出が前年の2・3倍に相当する12億2000万円で8位、輸入が同5・3%減の57億9900万円で7位。コンテナ化率は、輸出が同4・4ポイント増の8・4%、輸入が同4・8ポイント増の38・0%だった。

 主要品目は、輸出入ともに魚介類・同調製品が最も多く、輸出が前年の2・4倍に当たる11億4120万円、輸入が同12・3%減の50億5463万円。主要国別では、中国が輸出(前年の2・1倍に当たる10億3352万円)、輸入(同16・3%減の32億7528万円)ともにトップだった。

提供 - 函館新聞社



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