市電の運転体験会

update 2007/6/24 14:34

 函館市交通局は23日、駒場車庫構内(函館市駒場町)で一般市民を対象にした市電の運転体験会を開いた。参加者は、交通局職員から制御装置の仕組みなどを教わり、最後は約100メートルの自力走行に挑戦。貴重な体験を終えた“臨時運転手”たちは、満足げな笑顔を見せていた。

 同局が車両を使った体験運転会を開くのは初めて。全国的にも珍しい試みとあって、29人から申し込みがあった。当初は1回15人を対象に行う予定だったが、午前と午後の計2回の開催となった。遠くは札幌市や新潟県、東京都、神奈川県、和歌山県など道外から5人の参加があった。

 初めに運転士が操作している様子を見学しながら、マニュアルやDVDを使って事前講習を行った後、乗務員養成用の模擬運転台で操作教習。最後に車両の運転席に座り、指導運転士が見守る中、同車庫構内の約100メートルの直線路を3回にわたって車両を動かした。

 函館市杉並町の金道慶太君(函高専1年)は「運転席に座ってみると、実際のスピード以上に速く感じ、思わずブレーキを強めにかけてしまった。小さいころから身近で市電を見てきたので、運転できて本当にうれしい」と興奮気味だった。

 体験を終えた参加者には、運転体験証明書、運転体験記念8000形ペーパークラフト、白手袋などがプレゼントされた。

 同局は「全国から応募があるなど、これほど注目を集めるとは思っていなかった。函館独自のイベントとして、定期的に開催していければ」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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